今日は中検の試験日です。連休中にわざわざ試験場へ向かう皆さんに、心から敬意を表します。
今回ある学校で、私は4級の対策講師を務めました。
一昔、4級の試験は簡単そのものでしたが、近年、どうもレベル全体がより実用的、難しくなってきたような気がします。
まず、リスニングの問題文を掲載されなくなって、文法、語彙の要求も高められました。
ところが今週、別の校舎で、ある生徒が私の授業を受けるとき、彼も4級を申し込んでいますが、どう復習すればいいか分かりませんと、打ち上げてくれました。
その生徒はよく中国出張にいかれますので、勉強にはすごく意欲を見せています。
そこで、彼にいくつアドバイスをするため、まず授業スタイルを変え、単語の書きとりを要求してみました。普段パソコンに慣れているせいでしょうか、辛うじて書いたのは日本漢字だらけ。
次に書いた単語のピンインを書かせてみました。これも彼にとって、勉強の盲点のようです。ピンインを書くたびに、笑顔で私のかおを覗き込みました。
普段、会社員の受講生は忙しい職務の合間で勉強に臨むことが多く、先生たちはできるだけ彼らにプレッシャーをかけないと、あまり厳しく要求しない気持ちもよく分かります。ただ、これは往々にして、悪影響を与えてしまいます。一旦実力テストに臨むと、散々やられてしまいます。
目の前の彼に限られた授業時間で教えた、試験までの間にできることは
1.中検ホームページ(http://www.chuken.gr.jp/tcp/data/test.htmlブログ画面の右にリング先がある)で過去問を解いて、出題傾向を把握しておきましょう。
2.ピンイン-n、-ngの日本語による見分け方。
3.教科書や過去問の中の漢字、できる程度に、正確に書き写しして覚えること。
4.作文のとき、最後に“。”や“?”などの記号を忘れずに書くこと。
2、3日にできそうな泥縄式なアドバイスですが、これでいささか効果を出せると思います。
もちろん、勉強は日々の努力が大切だと思います。
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