
楽しい一週間はあっという間に過ぎ去ってしまいましたね。皆さんは楽しく過ごしましたか?
5月最初の日曜日教室は一回休みして、その代わりにみんなと一緒に会食することに決めました。
前回料理の話の回に、“春餅”という話も登場したので、みんなに福建省の“春餅”や郷土料理を振舞おうと思ったわけです。
“春餅”という名前から春の食べ物と気付くでしょう。中国では春といえば“踏青(春のピクニック)”というイベントが定番です。そのときに“春餅”を食べます。中国の名作家朱自清さんの《春》には以下のような名文(脍炙人口的名句)が脳裏浮かびます。
盼望着,盼望着,东风来了,春天的脚步近了。
一切都像刚睡醒的样子,欣欣然张开了眼。山朗润起来了,水长起来了,太阳的脸红起来了。
小草偷偷地从土里钻出来,嫩嫩的,绿绿的。园子里,田野里,瞧去,一大片一大片满是的。坐着,躺着,打两个滚,踢几脚球,赛几趟跑,捉几回迷藏。风轻悄悄的,草绵软软的。
待ち焦がれ、待ち侘びて、ようやく東風が吹き、春の足音が近づきました。
すべてのものが眠りから喜々と目を覚ましたようです。山々は新緑に彩られ、水かさが増し、陽さえも元気な赤ら顔になってきました。
若草はこっそりと地から、初々しくて、青々と顔を出しています。庭園にも、野原にも、見渡せば、あちらこちらに伸びてきています。その上に座ってもよし、寝転がってもよし、さらに、ちょっとでんぐり返しやボール蹴りしても、駆けっこや鬼ごっこしても構いません。春の風がそよ吹き、草がやわらかい。
桃树、杏树、梨树,你不让我,我不让你,都开满了花赶趟儿。红的像火,粉的像霞,白的像雪。花里带着甜味,闭了眼,树上仿佛已经满是桃儿、杏儿、梨儿!花下成千成百的蜜蜂嗡嗡地闹着,大小的蝴蝶飞来飞去。野花遍地是:杂样儿,有名字的,没名字的,散在草丛里,像眼睛,像星星,还眨呀眨的。
“吹面不寒杨柳风”,不错的,像母亲的手抚摸着你。风里带来些新翻的泥土的气息,混着青草味,还有各种花的香,都在微微润湿的空气里酝酿……
モモの木、アンズの木、ノシの木は、互いに譲らないで、花がいっぱいに咲いています。赤いものは火のよう、ピンクものは焼けのよう、白いものは雪のようです。花にはすこし甘味があるので、目を閉じて、まるで木の上にモモの実、アンズの実、ノシの実をいっぱいに結ぶようです。花の下におびただしいミツバチがぶんぶん飛んで、蝶々があちこち飛び交っています。至る所で野花が咲き、さまざまで、名があるもの、名がないもの、草むらに散ばって、目みたいで、星みたいで、まばたきをしています。
「頬をなでる早春の風はすこしも寒さを感じさせない」、母親の手でさするようです。風に掘りたての土の息吹を含み、青草の味とさまざまな花の香りを混ぜ合わせ、すべてはすこし湿っぽい空気に溶け合っています…
東京にはこんな風情を感じさせるところと言えば、やはり日中友好会館のそばにある中国式庭園――後楽園でしょう。独断で場所を決めました。
開催日にちは相談の結果、5月5日に決定。ゴーゴーって、郷ひろみの歌の響きがあり、いい調子。
5月最初の日曜日教室は一回休みして、その代わりにみんなと一緒に会食することに決めました。
前回料理の話の回に、“春餅”という話も登場したので、みんなに福建省の“春餅”や郷土料理を振舞おうと思ったわけです。
“春餅”という名前から春の食べ物と気付くでしょう。中国では春といえば“踏青(春のピクニック)”というイベントが定番です。そのときに“春餅”を食べます。中国の名作家朱自清さんの《春》には以下のような名文(脍炙人口的名句)が脳裏浮かびます。
盼望着,盼望着,东风来了,春天的脚步近了。
一切都像刚睡醒的样子,欣欣然张开了眼。山朗润起来了,水长起来了,太阳的脸红起来了。
小草偷偷地从土里钻出来,嫩嫩的,绿绿的。园子里,田野里,瞧去,一大片一大片满是的。坐着,躺着,打两个滚,踢几脚球,赛几趟跑,捉几回迷藏。风轻悄悄的,草绵软软的。
待ち焦がれ、待ち侘びて、ようやく東風が吹き、春の足音が近づきました。
すべてのものが眠りから喜々と目を覚ましたようです。山々は新緑に彩られ、水かさが増し、陽さえも元気な赤ら顔になってきました。
若草はこっそりと地から、初々しくて、青々と顔を出しています。庭園にも、野原にも、見渡せば、あちらこちらに伸びてきています。その上に座ってもよし、寝転がってもよし、さらに、ちょっとでんぐり返しやボール蹴りしても、駆けっこや鬼ごっこしても構いません。春の風がそよ吹き、草がやわらかい。
桃树、杏树、梨树,你不让我,我不让你,都开满了花赶趟儿。红的像火,粉的像霞,白的像雪。花里带着甜味,闭了眼,树上仿佛已经满是桃儿、杏儿、梨儿!花下成千成百的蜜蜂嗡嗡地闹着,大小的蝴蝶飞来飞去。野花遍地是:杂样儿,有名字的,没名字的,散在草丛里,像眼睛,像星星,还眨呀眨的。
“吹面不寒杨柳风”,不错的,像母亲的手抚摸着你。风里带来些新翻的泥土的气息,混着青草味,还有各种花的香,都在微微润湿的空气里酝酿……
モモの木、アンズの木、ノシの木は、互いに譲らないで、花がいっぱいに咲いています。赤いものは火のよう、ピンクものは焼けのよう、白いものは雪のようです。花にはすこし甘味があるので、目を閉じて、まるで木の上にモモの実、アンズの実、ノシの実をいっぱいに結ぶようです。花の下におびただしいミツバチがぶんぶん飛んで、蝶々があちこち飛び交っています。至る所で野花が咲き、さまざまで、名があるもの、名がないもの、草むらに散ばって、目みたいで、星みたいで、まばたきをしています。
「頬をなでる早春の風はすこしも寒さを感じさせない」、母親の手でさするようです。風に掘りたての土の息吹を含み、青草の味とさまざまな花の香りを混ぜ合わせ、すべてはすこし湿っぽい空気に溶け合っています…
東京にはこんな風情を感じさせるところと言えば、やはり日中友好会館のそばにある中国式庭園――後楽園でしょう。独断で場所を決めました。
開催日にちは相談の結果、5月5日に決定。ゴーゴーって、郷ひろみの歌の響きがあり、いい調子。
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