行き詰まると、木村佳乃が出演しているCMで言う「計画変更!」のように“穷则变,变则通”にすれば、また新たな道が広がる。
パソコンでつぶさに検索すると、なんと、後楽園で会場を貸し出しする涵徳亭があるではないか!しかも凄いリーズナブルな値段設定である。早速電話をかけてみると、幸いまだ「不老」の部屋が空いている。ただ、予約が殺到するので、料金をすぐに支払わないと部屋の確保ができないというから、電話は切ると、すっ飛んでいった。
これでどんな天気でも会食する場所が確保できた。食事後2時からボランティアの案内人について園内散策しながら、中国の造園美や新緑の観賞もできる。
次に料理を作る場所を考えないと。家から作って持っていくと、出来立てのおいしさが味わえなくなってしまう。涵徳亭の調理場を貸すように交渉したが、「申し訳ありません」と、あっさり断られた。
大抵の料理人はプライドが高い(心高气傲)から、知り合いじゃないと調理場を借りるんのは到底できない相談(与虎谋皮)である。飯田橋近くに知り合いがいる飲食店が思い当たらない・・・
急に前、春日駅の近くに住んでいる翻訳家謝さんのお宅を訪れた時、東京ドームの丸い屋根が見えたのを思い出した。駅の地図を見ると、後楽園と東京ドームは隣り合わせだから、先生の厨房を借りて、できた料理を運んでくれば、うまくいくはず、きっと。早速電話で相談したら、快く協力すると言ってくれた。まさに“踏破铁鞋觅无处,得来全不费功夫。”
てっきり全部計画されていた事かと思い、日本のことはいつもながら先生はよく知っているなあ、集まった皆で話していました。でもこんな紆余曲折があったのですね。
返信削除吉岡