
T:この言葉は確かに面白いですね。連動文に見えるが、実は連動文と兼語文が重ね合わせた文なので、「做客」の主語は玛丽であり、田芳ではありませんよ。
S: 「田芳带玛丽回家」までは主語が「田芳」で、兼語「玛丽」にかかる動詞は「回家」を飛び越えて、「做客」ですか?
T:中国語は連動文と兼語文の区きりが曖昧です。
例えば:爷爷拉着孙子走进公园去(お爺さんは孫の手を引いて、公園に入った)。その文には、公園に入ったのは孫ばかりでなく、お爺さんも入ったので、兼語文とも連動文とも考えられますね。
S:そういえば「我请你吃饭。」私はあなたに食事をご馳走した。
食事をするのはあなただけではなく、私も食べることになるんですね。
T:さすが!飲み込み早いですね。食事関連の例文はいかにもSさんらしいです(笑)。
食事の関連で思い出しただけど、日本語には、複数の視点が混在したまま使われている文章や単語が多いですよ……
S:え?!例えば?
T:例えば白魚の「踊り喰い」、踊るのは白魚で、喰うのは人ですよね。後は肉の「切り落とし」、切るのは人で、落とすのは肉の切り身ですよね。
S:ははーん、言われてみれば、確かにそうですね。
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