2010年4月17日土曜日

偷梁换柱

S:田芳带玛丽回家做客。この文には田芳が自分の家に帰るのに,怎么可以说“做客”呢?

T:この言葉は確かに面白いですね。連動文に見えるが、実は連動文と兼語文が重ね合わせた文なので、「做客」の主語は玛丽であり、田芳ではありませんよ。


S: 「田芳带玛丽回家」までは主語が「田芳」で、兼語「玛丽」にかかる動詞は「回家」を飛び越えて、「做客」ですか?


T:中国語は連動文と兼語文の区きりが曖昧です。

例えば:爷爷拉着孙子走进公园去(お爺さんは孫の手を引いて、公園に入った)。その文には、公園に入ったのは孫ばかりでなく、お爺さんも入ったので、兼語文とも連動文とも考えられますね。


S:そういえば「我请你吃饭。」私はあなたに食事をご馳走した。


食事をするのはあなただけではなく、私も食べることになるんですね。


T:さすが!飲み込み早いですね。食事関連の例文はいかにもSさんらしいです(笑)。

食事の関連で思い出しただけど、日本語には、複数の視点が混在したまま使われている文章や単語が多いですよ……


S:え?!例えば?


T:例えば白魚の「踊り喰い」、踊るのは白魚で、喰うのは人ですよね。後は肉の「切り落とし」、切るのは人で、落とすのは肉の切り身ですよね。


S:ははーん、言われてみれば、確かにそうですね。



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